こどもの肥満が悩み!増加する肥満児の原因とは?

増加する肥満のこども 原因

こどもも肥満になるということをご存知ですか。肥満は大人だけの問題かと思っていたのはだいぶ昔の話です。現代問題になっているのは、なんとこどもの肥満!学校でも肥満児に対して担任だけではなく栄養教諭・体育主任と連携を取りながら個別プログラムを作って対応にあたっているところもあるとのこと。それだけ多くのこどもの問題になっていることがわかりますよね。昔はあまり耳にしなかった「こどもの肥満」について見ていきましょう。

肥満はおとなだけじゃない。減らないこども達の肥満のはてな!

肥満のこどもが減らない日本の食文化やこども達を取り巻く環境の変化に伴い、こども達の成長する過程に大きな変化が起きている現状を知っていますか?肥満児という言葉ができるほど世の中は変わってきているのです。肥満は大人だけの問題ではなくなっているのが現状です。
ここで日本肥満学会で書かれている定義をいくつかご紹介します。まず肥満とは何かですが、「食べすぎや運動不足のため体の脂肪が以上に増加した状態」と言われており、肥満児の判定基準は「18歳未満の小児で肥満度が20パーセント以上かつ有意に体脂肪率が増加した状態」と書かれています。
体脂肪の基準は、男児25パーセント女児11歳未満は30パーセント・11歳以上は35パーセントと言われています。文部科学省による平成26年度学校保健統計調査によると、肥満傾向児は平成18年度以降減少傾向にあったが、23年度以降はほぼ横ばいに推移しているといわれてます。簡単に言うと、1度大きく減ったもののその後は減っていないということになります。肥満児の数として1970年から2000年にかけての30年間ではなんと、2~3倍にも増えているのです!更に驚きなことに9~17歳の男の子の10人に1人は肥満であるとも言われており、大きな問題になっています。1番肥満になりやすい年齢は男の子は15歳・女の子は12歳と言われています。

どうして?肥満のこども達が減らない理由って?

肥満のこども 運動量 低下
肥満のこどもが減らないわけには、食事・睡眠・運動・ストレス・遺伝などさまざまな理由があるのです。
食事面では朝ごはんを食べないことや夜遅くにご飯を食べるなどの不規則な食生活がこどもにも広がっています。当たり前ですが夜遅くにご飯を食べれば食べた分のエネルギーは使うことなく体に溜まっていきますよね。食事の内容でいくと炭水化物などの食べ過ぎや野菜嫌いも大きな原因です。体はまた肥満と大きく関わっているの運動については、昔はこどもは学校が終われば外で元気よく遊ぶというのが普通なことでした。今は防犯上の理由やゲーム機の普及により室内で過ごすこどもが多くなっているのが現状です。マンションや住宅の建設などに伴い森・林・空き地などこどもたちが思いっきり体を動かして遊べるスペースが減ってしまっているのも運動量低下の原因とも言われています。

また悲しいことにこども達もストレスに悩まされていることがあります。それが顕著に出るのが食事なのです。食べ物を食べる=噛むという行動により脳内にある精神安定作用のあるセロトニンが出ます。これによりその時はストレスが解消されるのですが、これが毎日続いてしまうと間食・過食を繰り返し肥満につながってしまうのです。遺伝検査等でわかったことが両親が肥満の場合こどもは80パーセントの確立で肥満になると言われています。肥満になりやすい体質は両親から遺伝すると言われていますが、体型として同じようになってしまうのは両親の生活習慣の影響を大きく受けているいるからとも言われています。

こどもの生活リズム大丈夫?

こども 生活リズム

今のこども達は昔のこどもに比べ、共働きなどの両親の都合で夜型の生活リズムが大きく変わってきているといえます。昔は「こどもは8時までに寝なさい」と言われていた時代もありましたが、夜遅くまで起きているこどもは割と多い現状です。睡眠不足により生活のリズムが乱れると、成長ホルモンのバランスが崩れます。脂肪分解ホルモンの役割もになっているため肥満になりやすくなるのです。食事面と関わってきますが寝不足により朝が起きられず、朝食を抜くと1日の生活リズムもずれ、夜遅い時間に食事をとると食べたものを消費することなく寝てしまうので肥満の原因となってしまうのです。

食事面は大丈夫?

肥満にとても深く関わりがあるのが、食生活です。現代の食生活はこども達の体に大きな影響を及ぼしています。
昔は3食決まった時間に低カロリーな魚・野菜を使った料理を食べることが主流でしたが、家庭の形の変化ににより大人と同じように不規則な時間の食事な上に高カロリーお肉中心の文化になりつつあるのが現状です。
またこども達が手軽に食べられるジャンクフードなどの普及も、食文化の欧米化にさらに拍車をかけています。脂質や糖質を多く含む食品を多くとることが増え、野菜嫌いなど栄養が偏りがちになっているのです。野菜には血糖値を緩やかにする働きのミネラルや脂質の代謝をあげるビタミン、またたんぱく質の代謝をあげる大切な役割のある食材です。野菜などの栄養素が足りないと空腹感を感じることが多いといわれており、満腹感を感じれないと言われています。また生活リズムの乱れにより、食事の時間をゆっくり取れず、よく噛まない早食いの子も増えています。よく噛むという事は満腹中枢を刺激し満腹感を感じさせてくれます。これが出来ていないといつまでもお腹がいっぱいと感じることが出来ず食べ続けてしまうことになります。早食いの怖い面は他にもあります。血糖値が急激に上がりますので、それを抑えようとインスリンが分泌されます。その結果、血糖値が急に下がってしまうという現象が起こります。この状態を低血糖と言われています。それによりすぐにお腹が空いたと感じ、食事の量が増えていくのです。

こども達の肥満解消する方法は?

こども 生活リズム
食事・運動・生活リズムを整える!」この3つを毎日意識することが、こどもの肥満解消の近道です。では、具体的にどんなことかをご紹介します。

バランスのいい食事

バランスのいい食事 肥満防止

まず、食事面ではじめに行うことは、朝ごはんを食べることから始めましょう。
小学生を対象にした「朝ごはんを食べるか・食べないか」のアンケート結果のその後を比べると、なんと朝ごはんを食べなかったこども達は成長してから肥満になりやすいという結果が出ているのです。なぜ朝ごはんが大事なのかということを理解することにより、きっと明日から朝ごはんをきちんと食べさせようと思うでしょう。

朝ごはんを食べる=エネルギー補給をすることと思ってください。これにより胃腸が動き出し全身が元気になりカロリーを消費しやすくなるのです。その結果、基礎代謝をあげ、痩せやすい体を自然と作ることができるのです。次に気を付けたいポイントは時間です。1日3食できるだけ同じ時間に毎日食べることです。なぜ時間を決めるのかと言うと、時間がバラバラだと次への食事の空腹具合が変わってきてしまうからです。例えばお昼から夜ご飯までの間が長くなるとこどもはおやつを多く食べます。そうなると夕食が食べれず夜中にお腹が空いてしまいます。さすがに大人と違うのでお腹が空いては寝れないとなれば、また何かを口にします。そうなってくると他の生活リズムにも支障をきたしてしまいます。最後にバランスのいいメニューを心がけることとなります。和食は身体に良いとされていますが、なかなかこどもは好んで食べてくれはしません。でも諦めてはいけません。お肉がだめなのではなく必ず野菜と一緒に出す。副菜やスープに野菜を多くいれるなどの工夫をするとよいでしょう。主食は全体の6割程度に抑えるようにします。ごはんの場合、食物繊維が多く含まれる雑穀米・発芽玄米がオススメで、麺類やパンなどの場合は全粒粉などに変えてみましょう。最後に「おやつ」についてですが、本来おやつは食事で補えない栄養補給という意味を持ちます。スナック菓子などは栄養補給にはなりません。だからと言っておやつをなくすのではなく中身を考えましょう。栄養を補う意味では果物・乳製品・豆類などの製品がおすすめです。

カラダを動かすこと

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食事面と同じぐらい大事になってくるのが運動です。ただ大人と違いやりなさいと言われてやる子はどこにもいません。まずは大人も一緒になってできることから始めましょう。お休みの日に今までだったら家でゲームなどをして過ごしていたのを、近くの公園に行き一緒に体を動かしてみてはいかがでしょうか。運動を無理強いするのではなく、楽しく体を動かすことを考えてあげましょう。ただ注意しなければならないのが、急に運動をすると膝を痛めてしまったり怪我につながることもあるので、まず無理のないように少しずつ始めましょう。
こどもはとても純粋です。外で遊ぶ楽しさを知れば、運動の幅が広がり友達同士で体を動かすことを積極的に行うようになります。こどもにきっかけを作ってあげることが大人の役割です。運動を通してこどもとのコミュニケーションも取れるとなればいいことづくめです。

 

こども達の大事なカラダを守れるのは、おとなだけ!

子供の体を守るのは大人
こども達は自分で生活リズムや食生活をコントロールをすることが出来ません。だからこそ周りにいる大人の私たちが気をつけなければ、なにも変わりません。小さい時に肥満だった子どもの8割が大人になっても肥満というデータがあります。こどもが肥満にならないためにできることを、大人がきちんと学びましょう。また肥満の中には怖い病気が隠れていることもあると言われており、太っているだけでは済まされないこともあります。こどもが自立するまでは大人がきちん見守ってあげることが肥満予防の第一歩です。こども達の未来を考えて今の生活リズムや食生活を見直してみてはいかがですか?