BMIと体脂肪率からみる肥満度チェックしたことはありますか?実はあなたは隠れ肥満かもしれません。ダイエットをしている人ならばきっと聞いたことのある言葉!BMIと体脂肪率!このふたつからわかることとは?痩せているけど…実は隠れ肥満だった?見た目だけではわからない!肥満度チェック!
目次
BMIと体脂肪率の違いは?
体重計などでよく出てくるこの言葉!まず、このふたつ全く別物です!BMIとは体重と身長のバランスをみて外見的な肥満度を測るもの!それに対して体脂肪は体重の何パーセントが脂肪か?を示した数値!ふたつが違うものであるのはわかりましたね。
自分の体脂肪を知ろう!
体脂肪はダイエットの敵!と思っている方も多いはず。そもそも体脂肪はどんな働きをしているかみてみましょう。少なくても多くてもだめなのが体脂肪!体脂肪は生命の維持に必要不可欠な物なのです。体脂肪は日常生活を送るにあたって必要なエネルギー源であり、これに使われるのが炭水化物と言われています。炭水化物は体にとどめておくことが出来ないため、運動などするときに使われるエネルギーは体脂肪に蓄えられたものを使います。体脂肪は体を動かすになたり大事なエネルギー源でありなくてはならないものなのです。
ただこの蓄えるという点により体に必要以上溜め込んでしまうという性質もあるのです。過剰に体脂肪がたまると、生活習慣病の発症や悪化などさまざまな病気をもたらしてしまいうのです。一方、極端に体脂肪が不足してしまうとホルモンの分泌か正常に行うことが出来ず体調を崩したり、皮膚や髪の毛などのつや・はりがなくなるということもあります。体にとって「なくてはならないものの半面、あり過ぎでもなさ過ぎてもだめなもの」といった存在なんです。
体脂肪とは?
昨今の健康や美容ブームの中で取り上げられるものの一つに、「体脂肪」は挙げられるでしょう。これは、文字通り、「体内にある脂肪」という意味です。一般的に、これの数値が高いほど体内の脂肪が多いことを表します。
いくつか体脂肪についての基本を紹介します。
まず、体脂肪は次の種類に分けられます。
● 皮下脂肪:皮膚の下にある脂肪
● 内臓脂肪:内臓の周囲にある脂肪
さらに、体脂肪は次のような効果をもたらしてくれます。
● 体温保護(寒さから守る)
● 正常月経の維持、妊娠や出産
● 身体に対して何かしらの衝撃があった時のクッション材
● 皮膚や髪の毛などのつやの維持
しかし、体脂肪が多いことで次のような病気を引き起こす可能性が高くなります。
● 高血糖:過食などで体内に過剰な糖分が停滞したことで糖濃度が高く判定される状態
● 脂質異常:血液中のコレストロールや中性脂肪などが通常よりも高い状態
● 高血圧:通常よりも高い血圧が維持されている状態
これらは動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高まりやすい原因となっています。
このため、国も今後の生活習慣病の患者や予備軍が増加していくことを懸念して、平成20年4月からは、「メタボリックシンドローム」の該当者の発見とその改善や減少のために、全ての40歳から74歳の被保険者や扶養者に対して、特定健診(特定健康診査)が実施されています。もしここで、メタボリックシンドロームの判定となった場合は、特定健康指導の対象となりますので注意しましょう。
体脂肪率の肥満の目安は?
体脂肪率が高いほど肥満に分類されやすくなりますが、具体的な目安としては次の通りです。ただし、体脂肪率は体内の水分量によって変動が起きやすいこと、体脂肪率が少なすぎてもホルモンバランスが崩れたりするので、適度なパーセンテージの維持することなどといった注意点は意識しましょう。
女性の場合
女性の場合、男性よりも脂肪は多い傾向がありますがおおむね次の通りです。
● 軽度の肥満:30%以上
● 中軽度の肥満:35%以上
● 重度の軽度の肥満:40%以上
よって、20~29%の範囲であれば標準の判定となります。
男性の場合
男性の場合、女性よりも脂肪は少ないもののおおむね次の通りです。
● 軽度の肥満:20%以上
● 中軽度の肥満:25%以上
● 重度の肥満:30%以上
よって、10~19%の範囲であれば標準の判定となります。
体脂肪の正しい計算方法
自分の体脂肪を知る計算式は、体脂肪=体脂肪量÷体重×100と言われています!ただ自分では体脂肪の「量」はわかりませんよね。のちに出てくる体脂肪の計り方でご紹介!
体脂肪率から見た!肥満の目安は?
肥満の目安は男女によっても違います。男性の標準体脂肪目安は、痩せている人は14.9パーセント以下、標準の人は15~19.9パーセント、軽い肥満の人は25~29.9パーセント、肥満の人は30パーセント以上と言われており、体脂肪が25パーセント以上が肥満の目安と考えましょう。
女性の標準体脂肪の目安は、痩せている人は14.9パーセント以下、標準の人は15~19.9パーセント、軽い肥満の人は20~24.9パーセント、肥満の人は25パーセント以上と言われており、体脂肪が20パーセント以上が肥満の目安になっています。女性は体脂肪が17パーセント以下になってしまうと婦人科系の病気やトラブルの要因になるため気を付けましょう。全体に言えることとしては、体重はなくても体脂肪が高い人=隠れ肥満の可能性もあるので痩せているから安心と思ってはいけないのです。
体脂肪の計り方は?
今みなさんの手元にある体重計のほとんどのものが「インピーダンス法」と言われているものを使って体脂肪を測定してくれます。これが自宅で体脂肪を正確に測定できる一番簡単な方法になっています。インピーダンスと何か?というとそのもの意味は「抵抗」という意味ですが、体にごくわずかな電流を流し抵抗値を計ります。これを基本となるデータと比べ計算式などを使い補正をしていきます。この方法は体脂肪量・体脂肪率を計るときに使われるやり方になります。脂肪の特性としてあげられるのが、電気を通さないとい点です。それに対し筋肉・水分は電気を通しやすいとう特性があり、この特性をうまく利用して体脂肪を測定しています。ご自宅にあるどの体重計も自分の基礎データを入れますよね。ここを正確にいれなければ基礎データとの推測がうまくいかず測定結果が異なってしまうこともあるのできちんと入力しましょう。
一方でBMIとは?
体脂肪率を知っていく上で欠かせない要素としては、BMIがあります。これは、「ボディ・マス・インデックス(ボディ・マス指数)」の略で、ベルギーの学者であるアドルフ・ケトレーによって考案された身長と体重の関係から肥満度を表す指数のことで、次の計算式で求めることができます。
BMI = 体重 / (身長×身長)
※単位はkg/㎡
事例としては身長170センチ、体重60キロの人の場合は約20.7(60/(1.7×1.7))となります。
BMI値による肥満の目安は?
BMIですが、次のような肥満の基準を設けています。
● 17.9以下:痩せ
● 18以上24.9以下:正常値
● 25以上29.9以下:肥満度Ⅰ
● 30以上34.9以下:肥満度Ⅱ
● 35以上39.9以下:肥満度Ⅲ
● 40以上:肥満度Ⅳ
ただし、近年は数値が低くてもあくまで身長と体重だけで求めることから、次のような場合においてはその判定結果に限界があるとされています。
● 身長が伸びても体重がそのままなら、BMIが増大してしまうこと
● ヘビーな体重はあるものの筋肉質で脂肪があまりない人がBMI上では肥満の判定をもらってしまうこと
● 脂肪は多いもののライトな体重の人がBMI上では痩せという判定をもらってしまうこと
● 体脂肪率の高さの方が重要視されていること
このため、BMIだけでなく体脂肪のパーセンテージの判定も考慮して、肥満かどうかを判断するのがベストな方法といえます。
自分のBMIの計算してみよう!
ボディ・マス指数もしくは体格指数とも言われているBMI!身長と体重をみて外見的な肥満度を知る方法になります。どのように求めるか知っていますか??
BMIどのように計算するの?
肥満度を表す指標として世界共通で用いられている体格指数の求め方は、体重kg÷身長mの2乗(身長はcmではなくmで計算)で計算します。
計算方法は世界共通ではありますが肥満の基準はそれぞれの国により違います。
BMIから見た!肥満の目安は?
世界保健機構の定めた基準によると30以上を肥満としています。日本肥満学会では肥満は25以上・普通が18.5以上25未満・低体重が18.5未満と言われています。また肥満のなかでも分類がされており肥満1~4に分けられているようです。肥満1は25~30未満・肥満2は30~35未満・肥満3は35~40未満・肥満4は40以上と分類されています。日本の場合はBMIが22になるときの体重が一番病気になりにくいと言われている状態を指します。25を超えてしまうとさまざま病気のリスクが2倍以上になると言われ、更に30を超えると減量治療を必要とする過度な肥満とされています。ただ内臓脂肪とBMIは関わりがないため、メタボリックシンドロームの診断基準には入っていませんが、メタボリック予備軍を把握する意味で検診などの基準にBMIが使われているのです。
BMIの計り方は?
まず自分の体重・身長をきちんと計りましょう。例えば160cm・65kgの男性の場合の計算式は、60kg÷(1.6m×1.6m)=23.4このような式になりBMIは23.4となります。身長の単位に気を付けて計算してみてくださいね!
体脂肪とBMIがわかったら…肥満度チェック!
さてBMIと体脂肪率が出せたならばいよいよ肥満度をチェックしていきましょう。
ここでそれそれのタイプにわかれます。自分のタイプはどれでしたか??
ガリガリタイプ(痩せ型)のあなたは、まずごはんをもう少し食べましょう。見た目もかなり細いというレベル。痩せすぎとは健康な状態とは言えません。食生活を見直し体重を増やすように心がけましょう。現状維持タイプ(標準)のあなたは全体を通してバランスがよく健康的です。今を維持できるように適度な運動食生活を維持しましょう。筋肉質タイプ(かた太り)のあなたは見た目こそはマッチョとも見えますが脂肪が少なめ。運動量の多い生活中心なあなたは今の生活を今後続けていく分には問題はありません。
しかし生活が変わるようであれば注意が必要!例えば運動量が減っても今と同じように食べてしまうとあっという間に肥満になってしまいます。生活が変わるときは同時に体重減量を意識しましょう。実は溜め込み型タイプ(隠れ肥満)のあなたは体重は標準以下ですが体脂肪が多く脂肪が多いということ=筋肉量なども少ないということです。年とともに体は衰えてきます。その時になにか問題が出てくる前に食生活・適度な運動をし体質改善を目指しましょう。要注意タイプ(肥満)のあなたはこれをご自身でわかった今から食生活の見直しと徐々に運動をしましょう。急に始めると思わぬ怪我にもつながります。少しずつ毎日行うようにしてください。体重・体脂肪を減らし生活習慣病にかからないように努力しましょう。
あなたは隠れ肥満ではない?
下記のような方は隠れ肥満の可能性があります。
男性の場合、BMI値が25未満であるが体脂肪が25%以上の方
また下記のような項目にたくさん当てはまる方は隠れ肥満の実は隠れ肥満である可能性があります。
☑体重に変化はないが体型が崩れた
☑下っ腹が出てきた
☑日頃から運動不足
☑過去にリバウンドをしたことがある
☑冷え性に悩んでいる
☑甘いものが好きで良く食べる
☑アルコールを日常的にたくさん飲む
☑夜食や間食が多い
☑食事の際、腹八分目ではなくおなかいっぱいになるまで食べる
是非確認してみてください!
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簡単に今から出来る筋トレ!それがスクワットです。なぜスクワットがいいかというと脚の筋肉は体の中で一番大きな筋肉と言われています。体脂肪を減らすには代謝を上げることが必要となりま。そのためにまず体の中で一番大きな筋肉を鍛えることで自然と脂肪燃焼されやすい体になっていくのです!ここで正しいスクワットの方法をご紹介!まず足を肩幅ぐらいに開きましょう。手はことに前にまっすぐ伸ばした状態です。次にゆっくりと椅子にこしかけるイメージで腰を落としていきます。ポイントとしては太ももが床は水平になる状態まで落とします。腰を落とせたらその状態を3秒から5秒ほど止まりましょう。そしてもとにゆっくりと戻していきます!これを15回程度まずは1セット徐々にセットを増やしていきましょう。自分の体に合わせて無理のないように取り組んでくださいね!
食事はこれがポイント
筋肉量を増やし代謝をあげるための食事!それは1日3食きちんと食べることがまず大前提です。ここでおすすめなのが和食です。和食は低カロリーで満腹感があるメニューも豊富です。そして気をつけたいのがカロリーです。いくら食べてもいいというわけではありません。消費カロリーと摂取カロリーを比べて、食べたカロリーが少ないことが脂肪を減らすポイントです!脂質・糖質・アルコールなどは摂取カロリーを大幅に増やしてしまうので、この3つの量を上手く調節することで摂取カロリーを抑えることができます。
簡単に試せるサプリ
食事と違い毎回の手間がかからないのがサプリメント!時間がない方には手っ取り早く始められますよね。ただいろいろな種類のものがあるのできちんと効果が検証されているものを選ぶようにしましょう。
肥満度チェックはどうでしたか?
自分がどのタイプかわかりましたか??今の自分の状況に合わせて「すべきこと」と見つけて取り組むことで未来の自分の健康な体は作られていきます。いつまでも健康でいるためにも、毎日少しずつできることをはじめてみましょう。