筋力トレーニングを行う場合には、できれば効率良く鍛えられるように、運動効果が高く望める時間を求めて取り組みたものです。今回紹介するのは、おすすめのトレーニング時間と効果が下がる時間で、筋力トレーニングをベストなタイミングでできるようになっています。是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
目次
筋トレに効果的な時間帯はいつごろ?
筋力トレーニングに効果的な時間帯はいつ頃なのでしょうか。自分のスケジュールと合わせて最適なタイミングで取り組めるように計画することがおすすめです。
一番は夕方!
朝起きて一番に運動をする方もいれば、その日に行う全てのことが終わってから寝る前に筋力トレーニングをする方もいます。しかし実際に筋力トレーニングをするタイミングに適しているのは夕方とされていて、人によってはタイミングよく筋力トレーニングをする時間にあてられないかもしれませんが、休日を利用する等の工夫をすることでスケジュールを組むことが可能です。
なぜ夕方が効果的なの?
では夕方が効果的な理由はどのような点からなのでしょう。筋力トレーニングは想像以上に筋肉を動かして体力を消耗する運動です。夜はリラックスする時間帯である上に、朝は何かと忙しい時間である場合が多いでしょう。その点夕方5時前後になりますと、まだ1日の疲れが出ていない状態で筋力トレーニングをすることで、ベストなパフォーマンスが実現します。
夕方筋力トレーニングができない時の対策術
しかし夕方はどうしても難しいという方も多いでしょう。そのような場合は無理をして毎回夕方に筋力トレーニングをする予定を組むのではなく、何回かに1回は夕方にできるようにするなど、自分の行動や予定に合わせて調整することで運動効果を高められます。
反対に筋トレに効果がない時間帯はいつ?
ベストなタイミングがある一方で、筋力トレーニングをする時間帯として不向きな時間もあるはずです。今まで自分が向いていない時間帯に筋力トレーニングをしていた方にとっては、損をした気持ちになるかもしれません。しかし今後気を付けるようにすることで、無駄になるようなことはありませんので、是非参考にしてみてはいかがでしょうか。
食後の筋トレ
スケジュールの都合によっては食べた後に、すぐ筋力トレーニングをする場合があるかもしれません。食後の筋力トレーニングは一見しますと、エネルギーを蓄えたばかりのベストな状態という印象もあります。しかし消化不良を起こしやすく、せっかく鍛えても効率良く筋力アップできない可能性も十分考えられます。できれは食事後は少し胃を休める時間を突き売るなど、内臓の働きにも気を配ることで筋力アップへの影響も期待できます。
寝る前の筋トレ
夜寝る前に筋力トレーニングをして、明日に備えよう!とする方もいるはずです。しかし就寝前は筋力トレーニングをしてテンションを上げるよりも、リラックスをして質の良い睡眠時間を確保する必要があります。そのため寝る前の筋力トレーニングはあまりおすすめできる時間帯ではありません。
時間帯に配慮して鍛える
その他空腹時や体調不良の際など、筋力トレーニングをする場合には時間帯だけではなく、自分にとってベストなタイミングであることが重要です。せっかく時間を掛けて鍛えても、集中して取り組めないような体調や心の状態では、意味がない行動になってしまいます。鍛える時間帯等に配慮して継続することが、筋力トレーニングを楽しむコツです。
平日は夕方にトレーニングは難しい。どうすればいい?
夕方が筋力トレーニングをする時間帯としてベストであることが分かりましたが、仕事や学校へ行っている方にとっては、平日の夕方に筋力トレーニングをすることは難しくなります。一体どのように工夫をすると高い運動効果が得られるのでしょう。
夕食の2時間後くらいがベスト!
平日の夕方に筋力トレーニングをできないからといって、決して落ち込むことはありません。夕食を食べてから2時間後ぐらいに筋力トレーニングをする時間帯として設けますと、ベストなパフォーマンスが実現することが可能になります。例えば夕食を午後6時に食べた場合には、夜8時頃を筋力トレーニングの時間帯として設けると良いでしょう。
夕食後でも大丈夫なの?
しかし食後の筋力トレーニングは消化不良などに繋がることが理由となって、不向きな時間帯として考えられています。しかし食後から2時間経過していますと、消化活動もしっかり行われた後で、就寝前と言う時間帯にも該当しないことから、ベストな時間帯として運動ができます。
夕食が遅くなった場合には?
仮に夕食の時間が午後8時になった場合、筋力トレーニングをするベストな時間帯が午後10時になってしまい、就寝前の遅い時間帯になってしまいます。そのような場合は夕食後2時間ではなく1時間ぐらいに早めて筋力トレーニングをするほか、少し短めのトレーニング設定にして、就寝時間に影響を与えないようにしましょう。
仕事やその他の予定を早く繰り上げる目標にする
筋力トレーニングをする予定がある日は、あまり夕方付近に予定を入れないようにするなど、すぐに帰宅して夕食後に鍛えられるようにすることで、就寝時間への影響もなく質の良い睡眠時間が確保できます。良質な睡眠は筋力アップにも効果的で、寝ている間に成長ホルモンが多数分泌される大切な時間です。
朝のトレーニングは危険?
筋力トレーニングをする時間帯を朝に設けている方は意外と多いはずです。よく眠った後でベストなタイミングだと思ってしまいがちですが、筋力トレーニングをする時間帯には向いていないようです。それには一体どのような理由が影響しているのでしょう。
寝起きの運動は体が目覚めていない
朝起きてすぐの状態は、起きたばかりですので体も脳もまだ目覚めていない状態です。そのような状況で行う筋力トレーニングは危険で、ケガへのリスクが高まるだけでなくベストなパフォーマンスが発揮できません。無理をして早起きをしても、日中眠くなってしまうなど日常生活への影響が心配になります。早起きが苦手な方は無理をせず、自分が心地よく起きられるタイミングで目覚めるようにしましょう。
寒い冬は特に注意が必要
仮に朝の時間を使って筋力トレーニングをしている方でも、夏場は比較的体の柔軟性もきいて思うように動かすことができるかもしれません。しかし寒い冬は、体が思うように動かせないかもしれません。また朝早い時間でも真っ暗である場合があり、まだ朝であると認識できない状態で筋力トレーニングをすることになります。夏以上に冬の朝は注意が必要です。
時間が限られていることでストレスが増える
朝は出勤前や登校前など、誰もが一番忙しく慌ただしい時間帯となります。時間が限られていることでより集中して筋力トレーニングができる方もいるでしょう。しかし、ゆっくり鍛える時間を設けたことによって、その後の準備が疎かになる場合や朝ご飯をしっかり食べられないような状態になるのでは本末転倒です。
朝はストレッチなど軽い運動がおすすめ
しかし朝軽く運動をすることで目覚めが良くなる方や、何となく気分がスッキリする方もいます。そのような方が実践しているのはストレッチなどの軽めの運動が多く、筋力トレーニングのようにしっかり筋肉を動かすような運動をするのは、あまりにも負担が大きくなります。気分が良い日にはストレッチなどで体をほぐして、その日のスケジュールを活動的に進めましょう。
トレーニングをするうえでの注意点
筋力トレーニングをする際には時間帯やタイミングも大切ですが、それ以外にも様々な注意点があります。一体どのようなことに気を付けると、理想的な体形を目指せるような運動効果を得ることができるのでしょう。
準備運動は念入りに
筋力トレーニングをする際は、すぐに器具やマシンを使って鍛えるのが良いと勘違いしてしまいます。しかし、まずはしっかりと準備体操から行って、少しずつ体を動かすようにした方が結果として、質の良い筋肉が身につくとされています。焦って筋力トレーニングを開始するのではなく、少しずつ筋肉を動かすようにしましょう。
寝不足のままトレーニングはしない
筋力トレーニングは想像以上に体力を消耗します。特に寝不足で体に疲労が残ったような状態で着耐えることは危険で、思うように体が動かないことからケガや故障に繋がってしまいます。自分自身がベストでない時は筋力トレーニングをするタイミングではないと考え、通常の自分に戻すことを最優先するのがおすすめです。
若い人やベテラン勢と無理に競い合わずに自分のペースで取り組む
筋力トレーニングをする際には、ジムなどで行いますと男女年齢を問わず様々な方がいます。また筋力トレーニングの経験値にも差がありますので、周囲に影響され過ぎて自分のペースを乱して行うトレーニングはあまりおすすめできません。自分にあった進み方や回数、負荷の掛け方がありますので無理なく行いましょう。
義務ではなく楽しく取り組む
何か目標や目的を持ってトレーニングすることはモチベーション維持に繋がりますので良いですが、無理をして精神的に負担を掛けるような頑張り方は辛くなってしまいます。焦らずゆっくり鍛えることで、自分の得意不得意や新たな一面が見出せるかもしれません。楽しみながら鍛える時間をつくるのが理想です。
まとめ
いかがでしたか。筋力トレーニングは行う時間帯によって効果に差があり、不向きなタイミングも存在することが良く理解できました。今まで自分が運動したい時間を選んで筋力トレーニングをしていた方は、運動効果がより高くなるタイミングを選んで、少しでも鍛えた効果が素早く感じられる時間帯にトレーニングに取り組むのがおすすめです。是非今後に役立ててみてはいかがでしょうか。