もやしは低カロリーで低価格なのに栄養たっぷり。ダイエットでも”もやし”は主役級の働きをしてくれるのです。今回は1週間で3キロ減も可能な「もやしダイエット」のやり方についてご紹介していきます!
目次
- 1 激痩せしたいなら、もやしダイエットしかない!
- 2 もやしの何が凄い?!人気の理由とは?
- 3 もやしダイエットの効果的なやり方は?
- 4 -3キロを目指せる!もやしの活用法(レシピあり)
- 5 もやしダイエットの注意点は?
- 6 短期間の減量はリバウンドになる可能性も
激痩せしたいなら、もやしダイエットしかない!

おなじみの食材、もやしを使った「もやしダイエット」。
もやしは低カロリーで栄養も豊富なことは有名です。長期間かかるダイエットでいつも挫折してしまう人には特におすすめの食材と言えますね。
きゃりーぱみゅぱみゅも、もやしダイエットで痩せた
もやしダイエットは短期間で痩せられると注目されているダイエット方法。あのきゃりーぱみゅぱみゅさんはこのもやしダイエットで一週間で4キロ減量を達成したそうです。
もやしは1袋の値段も安く、気軽に手に入れられるので挑戦しやすいですよね。短期間集中で激痩せしたいなら、もやしダイエットしかない!というくらいにおすすめのダイエット方法です。
ダイエットを始めたいけど、色々と心配も・・・

とてもおすすめのもやしダイエットですが、やったことのないダイエットには不安がありますよね。
<もやしダイエットの不安>
●短期間で痩せると体の負担が大きそう…
●栄養が偏ってしまいそう…
コレがいい!という話につきもののこれらの不安は当然です。次項よりもやしの栄養や正しいもやしダイエットのやり方、そしてその効果を詳しくご紹介していますので、しっかり不安を取り除いてから始めても遅くありません。
もやしの何が凄い?!人気の理由とは?
もやしで摂取カロリーを抑える
基本的に、摂取カロリーが消費カロリーよりも少なければ痩せていきますね。そのためダイエットでは摂取カロリーを抑えるために低カロリーな野菜に注目が集まります。
<痩せるためのカロリーバランス>
【少ない】摂取カロリー <<【多い】消費カロリー
もやしのカロリーはどれくらいでしょうか。
<もやしのカロリー>
●緑豆もやし 100gあたり 14kcal
●大豆もやし 100gあたり 34kcal
ちなみに、スーパーで売られている緑豆もやし一袋の重さは約250g前後のようです。一袋食べても35kcal程度ですね。
もやしの優れた栄養

もやしは低カロリーなだけでなく、その栄養も豊富です。主に以下のような栄養が含まれています。
<もやしに含まれる栄養>
●食物繊維
●カリウム
●大豆たんぱく質(大豆もやしのみ)
●レシチン
●葉酸
●ビタミンC
●ビタミンB2
●サポニン
●アスパラギン酸
●大豆イソフラボン(大豆もやしのみ)
以下より、栄養別にさらに詳しくみていきましょう。
女性に嬉しい食物繊維
<食物繊維の効果>
●便秘解消
↓
●ぽっこりお腹を解消(体重減少にも影響)
カリウム、大豆たんぱく質、レシチンは血流に効果的

<カリウムの効果>
●血液の循環を良くする
<大豆たんぱく質効果(大豆もやしのみ)>
●血中コレステロールを低減
<レシチンの効果>
●悪玉コレステロールを低減
●血管に付着したコレステロールを除去
カリウム、大豆たんぱく質、レシチンは、これらの効果により脳卒中や心臓病の原因となる「高血圧」や「動脈硬化」の予防にも良いと言われています。
女性は摂取したい葉酸

もやしは胎児の成長・発育に必要な葉酸を多く含んでいるため、妊婦さんはもちろんこれから妊娠を望む人にも特に摂取をおすすめしたい栄養素です。
<葉酸の効果>
●血液の循環を良くする
●皮膚の強度を増す
<葉酸が不足すると…>
●食欲不振を起こす
●悪性の貧血になる恐れがある
葉酸は女性にとって大切な栄養素なので、妊娠していない女性でも日頃から積極的に摂るようにしましょう。
美容や免疫力の強い味方!ビタミンC
ビタミンCは美肌を作る栄養素と言われています。
<ビタミンCの効果>
●コラーゲンの生成を助ける
●メラニン色素を除去する → 肌のシミ・そばかすを防ぐ
●免疫力を高める → ストレスや老化を防ぎ、肝臓機能を助ける
脂肪燃焼に必要不可欠なビタミンB2
もやしがダイエットに有効とされているのは、このビタミンB2が含まれているからです。ビタミンB2の働きにより、脂肪がエネルギーとして代謝しやすくなります。
<ビタミンB2の効果>
●脂肪を代謝する働き
<ビタミンB2の含有量>
●緑豆もやし 100g中0.05mg
●大豆もやし 100g中0.07mg
肝機能を高めてくれるサポニン

サポニンは大豆もやしに多く含まれます。
<サポニンの効果>
●強い抗酸化作用
※豆のままよりも芽がでてもやしになっているほうが含有量が多い
●肝機能を鈍らせる過酸化脂質の生成を抑制
●肝機能を高め、アルコール分解を早める
●二日酔い予防効果
ダイエットにお酒は天敵ですが、飲む際には大豆もやしのおつまみを選ぶと良いですね。
疲れがとれるアスパラギン酸
アスパラギン酸はアミノ酸の一種でこちらもさまざまな効果があります。
<アスパラギン酸の効果>
●代謝の向上
●疲労回復
●スタミナの維持
女性特有の症状を緩和する大豆イソフラボン
大豆イソフラボンは大豆に含まれる成分なので、大豆もやしにも含まれています。これは女性ホルモン(エストロゲン)とよく似た働きをするためホルモンのバランス維持に効果的です。
<大豆イソフラボンの効果>
●女性ホルモン(エストロゲン)に似た作用
●生理前や生理中に起こるイライラなどを含む「月経前症候群(PMS)」の改善
●年齢を重ねると起こりやすくなる更年期障害の症状を抑制
●閉経後でもホルモンバランスを保ってくれる効果
●乳がんの予防効果
もやしダイエットの効果的なやり方は?
もやしは低カロリーなだけではなく、意外なほどに様々な栄養素が含まれダイエットに効果を発揮することがお分かりいただけたと思います。ダイエットのやり方や注意点もあるので見ていきましょう。
緑豆もやしより大豆もやしがダイエットには効果的

スーパーマーケットで見ると、もやしは10種類ほど陳列されていたりと意外と種類が多いのです。低カロリーと言う意味ではダイエットにどれも向いているのですが、もっとも効果的なのは「大豆もやし」。
<大豆もやしには以下の栄養が緑豆もやしの2倍以上>
●マグネシウム
●カリウム
●食物繊維
●ビタミン群
カロリーは緑豆もやしの方が低いのですが、総合的な栄養価を考慮すると”大豆もやし”のほうが健康的なダイエットには向いていると言えるでしょう。
ダイエットのやり方は簡単!
<もやしダイエットのやり方>
●白米やパンなどの主食を”もやし”に置き換える
この置き換えダイエットを1週間続けるだけで効果が感じられる人が多いでしょう。これまでの主食をもやしに変えることで、摂取される炭水化物の量がこれまでよりも激減するため、どんどん体重が減っていくという仕組みです。
効果的に痩せるためにはどうすれば良い?
<三食すべての置き換えが辛い時は…>
●夕食を置き換えるだけでも大丈夫
理由は朝・昼は交感神経が活発に働いているため代謝のエネルギーが高く、炭水化物を摂取してもしっかり燃焼してくれるためです。
夜は副交感神経が有利となりエネルギーの代謝が低下するので夕食で置き換えをすれば糖質の蓄積を防ぐことができます。
三食すべてを置き換えるか、夜だけ置き換えるかは体調をみながら考えましょう。
-3キロを目指せる!もやしの活用法(レシピあり)
もやしを調理する際は水に長く漬けすぎたり、熱を加えすぎると栄養が損なわれてしまいます。
<もやしの扱い方>

●水で手早く洗う
●茹でる時間は10秒から20秒
<もやしは蒸すのが正解>
●蒸すと栄養が損なわれにくい
●電子レンジでの加熱でもOK
<もやしの栄養をすべて摂るために>
●スープに入れる調理法がベスト
※すぐに茹で上がるため、食べる直前に入れるのがポイント
主食の置き換えに!もやしナムルのレシピ

もやしダイエットでは様々な味付けをして食べても大丈夫です。もやし自体のカロリーが低いため少し濃い目の味付けでもOK。
今回は基本中の基本、もやしナムルのレシピをご紹介します。これは味付けも濃くないので主食代わりにできますよ。
<もやしナムルの作り方>
●もやしを蒸す(茹でる)
●以下の調味料を混ぜ合わせる
・鶏ガラスープの素/小さじ1杯
・ごま油/大さじ1杯
・塩こしょう/少々
・炒りゴマ/少々
もやしが熱いうちにお好みですりおろしたニンニクを少々加えましょう。
もやしダイエットの注意点は?

もやしダイエットが激痩せ出来るからと言って、もやしだけしか食べないダイエットは危険です。
<健康的に痩せるために>
●すべての食事をもやしだけにはしない
●肉などのたんぱく質も食べる
●もやし自体の食べ過ぎにも注意
極端な食事制限をすると、たんぱく質の不足によってめまいなどが起こりやすくなり、最悪の場合は栄養バランスの乱れから生理が来なくなってしまうことも。
女性特有の悩み解消に効果的な大豆イソフラボンは、摂取のしすぎも良くありません。もやし1パックを食べても含有量は問題ありませんが、それに加えて大豆製品を食べると摂取量の上限を超える可能性があるので注意が必要です。
ちなみに大豆イソフラボンを1日に摂取しても良い上限は75mgとなっています。
短期間の減量はリバウンドになる可能性も
短期間で効果の出るダイエットは、減量できたとしても、その後リバウンドしやすいのです。もやしダイエットで1週間に-3キロ痩せたからと言って油断すると翌週にそれ以上体重が増えている可能性があります。
短期間のダイエットにリバウンドはつきもの。リバウンドしたくなければ、もやしダイエットを継続しつつ、体脂肪をしっかりと燃やす運動を同時に行いながら健康的に痩せてみてはいかがでしょうか?