水でデトックスしてみよう!飲むタイミングや工夫で体の中からキレイに!

デトックスに興味はあっても、どのように行えばよいのか分からなくて出来ずにいる方や、実践したけれど大変で続かなかったという方もいらっしゃると思います。運動して汗をかいたり、バランスのよい食事をとって体の中をきれいにすることは、忙しい日々の生活の中では難しいことも多いでしょう。もっと簡単にデトックスをしたいと考えている方々のために、いつでもどこでも手軽にできるデトックスを紹介します。

綺麗になれる水のデトックス効果


デトックスとは、体にたまった老廃物や毒素を体外に排出することですが、実はその機能は私たちの体にもともと備わっているものなのです。運動をすれば汗をかき、食事をすれば便が出るように、これが代謝と言われるもので、体内に取り込まれた毒素を排出しています。汗をかくこともデトックスなのですが、汗をかくと喉が渇いて水が欲しくなります。実は喉が渇いたと感じたときにはすでに脱水症状になっており、本来はそうなる前に水分を補給することが望ましいのです。では、上手にデトックスをするには、どのような水分の摂り方が効果的なのでしょうか。

水分を補給するには水がベスト

私たちの体は半分以上(大人で約60%)水分で構成され、水分の補給ができないと命の危険もあるほど体にとってとても大切なものですが、だからといって補給する水分は何でもいいということではありません。では、水分補給にとって何がベストかというと、それは水なのです。水は蛇口をひねると出てくるように、いつでもどこでも飲むことができ、また糖分も塩分もカフェインも含まれていないので、これらを過剰摂取してしまうことを心配する必要がありません。さらにカロリーもないので、飲み過ぎても太る心配もないのです。日本の水道水は水質に優れているのでそのままでも安心して飲めますが、塩素の臭いが気になるときは浄水器や整水器を使うとよいでしょう。またミネラルウォーターはペットボトルやウォーターサーバーで気軽に飲むことができ、近頃では抗酸化作用のある水素水なども販売されています。

一日に必要な水分の量

一日に必要な水分量には個人差があり、体重や運動量、年齢や食生活でも変わってきます。では、私たちには一日にどのくらいの水分補給が必要なのでしょうか。まず年齢別にみていくと、若い人には水分が多く、歳を重ねるごとに少なくなってくるので、一日の必要水分量も変わってきます。年齢区分で分けると、①25~54歳、②54~64歳、③65歳以上となり、年齢区分に応じて自分の体重に、①35ml、②30ml、③25mlを掛けた値が、一日の必要水分量です。たとえば40歳で体重50kgの場合は、50×35ml=1,750mlとなります。さらに運動をする人は通常より汗が出るので、30分につき350mlの水分補給をするのが理想的です。

基礎代謝が上がるので痩せやすくなる


私たちの体は生命を維持するために、特に運動をしていなくても体の中でエネルギーを生成しており、それを基礎代謝といいます。水を飲むと一時的に体温が下がり、その体温を元に戻そうとして体の中で脂肪を燃焼させてエネルギーを作り出すため、基礎代謝が上がりダイエットにつながるのです。このことから、水を飲むことは脂肪燃焼のきっかけとなり、ダイエットの助けになっていることが分かります。

体の中の水分を変えるので巡りがよくなる

体内の水分は細胞内液と細胞外液に大別され、約1/3は細胞外液として体を循環する血液とリンパ液、細胞間液に分けられます。これらは、体を循環しながら細胞に酸素や栄養、ホルモンなどを運ぶと同時に、細胞から老廃物を回収し、血液は腎臓を通る際に不要物を尿として作り出し、体外に排出するという働きをしています。このサイクルの中で水分も、古いものから新しいものに入れ替わり、私たちの体を巡っているのです。

トイレに行くことを我慢せずしっかりと排出する

私たちは、夜寝ているときにトイレを我慢していますが、では普段の生活の中で我慢することはどうなのでしょうか。実はトイレを長時間我慢すると、膀胱にたまった尿に大腸菌のようなバクテリアが繁殖してしまい、尿路感染症にかかってしまう恐れがあります。また尿が溜まっていなくても尿意を感じてしまったり、膀胱に大量にたまっているのに排尿できない尿閉になってしまうこともあるのです。最悪の場合は、外尿道括約筋が膀胱を閉めている部分が破裂してしまうというケースもあり、そうなると腹部に尿が漏れてしまい、手術で取り除かなければならなくなってしまいます。意図的に長時間トイレを我慢することはさまざまなリスクがあるので、できるだけ尿意を感じたときに排尿するようにしましょう。

飲むタイミングを工夫してより効果を上げる

私たちが生命を維持する上で水分は重要ですが、ではデトックスにおいて、それぞれの目的に合わせて効果を上げるにはどのような水分の摂り方がよいのでしょうか。

朝に飲むことで水分を補給しながら体を起こす


朝スッキリ起きられず、朝が苦手という方はたくさんいらっしゃると思います。そのようなときは、目覚めに一杯の水を飲むことをおすすめします。私たちは寝ているとき、コップ一杯分の汗をかいているといわれますが、汗をかいて体の水分が不足していると、血液はどろどろになって固まりやすくなり、心筋梗塞やくも膜下出血などのリスクを上げてしまいます。寝起きで何も食べていない状態だと水の吸収も早くなり、就寝中に失った水分の補給をすることで病気のリスクを下げ、そしてまだ眠っている胃腸に刺激を与えて動かすことによってエネルギーを生み出し、体を眠りから起していくのです。

食事の前のいっぱいで食べ過ぎを防ぐ

食事の前に水を飲むことで食べ過ぎを防ぐことができますが、これは胃腸管に水がとどまり胃がふくれるために満腹感を得やすく、必要以上の食事をしなくて済むようになるからなのです。イギリスのある研究者は、3食の食事の30分前に500mlの水を飲むチームと、1日1食の食事の前に500mlの水を飲むチーム、さらに水を飲まないチームに分け、12週間後の体重変化を比べる実験を行いました。その結果は、1日3回水を飲んだグループは平均4.3kgの減量に成功したのに対し、その他のグループは0.8kgしか減らなかったのです。この実験結果からも、毎食の食事の前に水を飲むことが重要であることが分かります。では、食事のどのくらい前に飲むのが効果的なのでしょうか。食べる直前に水を飲んでしまうと、消化液が薄められ食物の消化吸収の妨げになってしまうので、食事の30分前には飲み終えるようにしましょう。

トイレに行ったあと1杯水を飲む

トイレに行くということは体の中の水分を出すということですから、新たに水分を補給しないと体内の水分バランスが崩れたままになってしまいます。脱水症状にならないためにも、水分の摂取を忘れずにしましょう。また、こまめに水分を摂ることによって代謝を上げ、老廃物を出しやすい体にもなっていくのです。

お風呂の前後に水を飲む

お風呂に入れば汗をかきますが、汗をかくということは血液がドロドロになりやすいということで、血栓ができやすくなってしまうのです。さらに、温かいお湯につかることで血行が良くなり血流量が増えると、血管が詰まってしまう恐れもあるので、お風呂に入る前後には水を飲み、血液をサラサラに保っておくことが重要です。

寝る前に飲むことで安眠効果も


寝る前に水を飲むと、むくみの原因になるのではと心配される方も多いと思います。しかし、就寝前に水を飲むことは健康上とても大事なことで、就寝時の心筋梗塞や脳梗塞のリスクを軽減してくれます。私たちは就寝中にコップ一杯程度、夏であれば二杯程度の汗をかきます。汗をかくと、血液濃度が濃くなり血栓などができやすくなってしまい、特に心臓の冠血管や脳の細い血管などが詰まってしまうと命が危険にさらされてしまいます。そのリスクを下げるためにも、寝る前に水を飲むことを習慣にしていきましょう。また、寝る前に水を飲むと睡眠不足を防ぐ効果もあります。それは、寝ている間にかく汗によってのどが渇き、脱水症状が起きると目が覚めてしまうからで、寝る前に水分補給をしておくと、夜中に目を覚ますことなく熟睡できるのです。成長ホルモンは、夜寝ているときに多く分泌され血液の流れによって全身に運ばれるため、寝る前の水分補給で血液の流れをサラサラにすることで、栄要素やホルモンが全身にくまなく運ばれます。ただし、寝ている間は腎臓の機能も低下し、余分な水分を排出しにくくなるほか、血管が収縮して体が冷えて血行が悪くなってしまわないように、寝る直前に冷えた水を飲むことは避けましょう。できるだけ、寝る30分前に15℃くらいの常温の水を飲むことをおすすめします。

水の硬さって何

水には硬度という物差しがあるのはご存知でしょうか。水には主にミネラル成分として、カルシウムとマグネシウムが含まれていますが、このカルシウムとマグネシウムが水1,000mlにどれだけ溶けているかを表したのが水の硬度で、WHOの基準では120mg/L未満を軟水、それ以上を硬水と区別しています。もちろん見た目には同じですが、のど越しや口当たりに違いがあり、一般的に軟水はまろやかで、硬水は飲み応えがあると言われています。日本で採取されるミネラルウォーターはほとんどが軟水ですが、北米やヨーロッパでは硬水が多くなっています。これは、日本は国土が狭く、雨水としてしみ込んだ水分が地中からしみだしてくるまでの時間が、北米やヨーロッパよりも短いからと考えられます。では、軟水と硬水を飲んだときの体への影響の違いには、どのようなものがあるのでしょうか。マグネシウムは下剤にも使われていることから、硬水を飲むと便秘解消によいとされており、そのため便秘気味の方が好んで飲んだり、お通じがよくなるのでダイエットをしている方などにも好まれています。また、硬水には血液をサラサラにする働きもあり、動脈硬化の予防や、心筋梗塞、脳梗塞といったリスクも軽減できます。さらに病気の予防や改善だけでなく、硬水には肉の臭みを消したり、煮込んだときにアクを出しやすくする働きもあるため、調理をする際にも役立ちます。一方軟水は、マグネシウムの含有量が少ないためおなかにも優しく、赤ちゃんや小さいお子様にも安心して与えることができます。日本料理は素材を生かした繊細な味付けの料理が多いですが、軟水は硬水に比べて無味無臭に近いので、日本料理を作る際にはおすすめです。

まとめ

普段何気なく飲んでいる水ですが、飲む時間やタイミング、飲み方を意識することによって、代謝を促し、デトックスやダイエットにとても有効的なのです。また、硬度によって体に与える影響が違うので、自分の目的に合った種類を選ぶとよいでしょう。水は私たちにとって一番身近で大切なものですから、上手に飲んで、体の中をきれいにしながら元気な日々を送りたいですね。