ヘンプシードとは?ミネラルたっぷりで健康的な体に目指そう!

数あるスーパーフードと呼ばれている食品の中でも、近頃大注目なのがヘンプシード。ヘンプシードって何?と思っている方もいるかもしれませんが、簡単に言えば麻の種子のことです。
日本では縄文時代から利用されていたと言われ、栽培に農薬や肥料を必要としないことをはじめ、その栄養価の高さから盛んに利用されていた穀物類のひとつです。

偏食や不規則な生活が多く、ストレスが過剰になりがちな現代人の栄養不足が問題となっているこの頃では、栄養バランスの良い健康食品として世界各国で注目されています。古くから世界中で食べられているヘンプシード。今回はヘンプシードとはどんな食品なのか、その栄養成分などを詳しく紹介していきます。

ヘンプシードについて


忙しくてつい外食に頼ってしまう。そんな方におすすめなのが、今注目されているヘンプシード。ヘンプシードとは麻の種子のことで、一般的に販売されている香辛料である七味唐辛子の中にも含まれています。

また、麻の茎からは丈夫な繊維が取れることから昔から日本でも利用されてきた植物です。麻は大麻や大麻草と呼ばれ、幻覚作用があることが分かっているのは麻の花や葉、果実の部分とされ厳格に規制されています。しかし、現在では茎や実は技術の進歩によって繊維や食用として利用され、健康食品や高級な繊維として様々なものに商品化され生活の中に定着しています。

現在、ヘンプシードは実をそのまま食べるタイプやパウダー状にしたものなどが販売されていて、特にヘンプシートオイルはバランスの良いオイルとして人気が高く、手軽に利用できることから注目を集めています。

高たんぱくの食品

ヘンプシードは、古くから世界中で食べられてきた穀物類の一種です。穀物類の中でも、高たんぱくな食品として知られています。たんぱく質は、人間の身体を作るうえでは重要な栄養素で、炭水化物と脂質と共に生命活動やエネルギー源として欠かせない栄養素となります。
筋肉や臓器、皮膚や髪の毛など身体のあらゆる部分を構成する主成分はたんぱく質ですので、それが不足しないように毎日の食事でしっかりと摂っておくことが重要です。ヘンプシードには良質なたんぱく質が豊富に含まれていて、消化吸収の面でも優れていると言われています。

良質なたんぱく源として大豆がありますが、大豆たんぱくはアレルギーを起こしやすく近年では遺伝子組み換えや農薬などが心配されます。しかし、ヘンプシードはアレルギー物質を含んでいませんし、消化吸収されやすい構造となっていますので、身体に余計な負担を掛けません。
また、遺伝子組み換えや農薬の心配もありませんので子供でも安心して利用できるのがメリットと言えます。

摂りにくいミネラルが豊富

微量栄養素として知られているミネラルは、必要量は少ないものの健康維持には欠かせない栄養素です。ミネラルには、銅や鉄、亜鉛やマグネシウムがありますが、不足すると体内酵素の働きが低下し、歯や骨が弱くなることに加え貧血などを引き起こす場合もあります。
ヘンプシードは、鉄や亜鉛、マグネシウムといったなかなか摂取しにくいミネラルも豊富に含まれていますので、身体の調子を健やかに整えてくれます。また、その含有量も他の食品と比べてもトップクラスですので、毎日適量を摂取することで健康維持や増進に役立つと言われています。

バランスが良い必須脂肪酸

コレステロールや中性脂肪を気にして、できるだけ油を摂らないようにしている方も見受けられますが、油は人間の身体には大切な働きがあるとされています。その中でも必須脂肪酸は、体内では作り出すことができない栄養素ですので、健康を保つためには良質の必須脂肪酸を食事から摂取する必要があります。

ヘンプシードはオイルとしても優等生で、必須脂肪酸を豊富に含んでいる食品です。その含有量は植物の中でも最も多いとされ、オメガ6と呼ばれるリノール酸やオメガ3と呼ばれているα‐リノレン酸の含有量が豊富で、そのバランスも理想的になっているのが特徴です。

また、ヘンプシードオイルには、近年問題視されているトランス脂肪酸は含まれていませんので、ヘルシーでありながらコクがあるオイルとして注目されています。

マグネシウムが豊富

マグネシウムは、歯の骨の形成に必要な栄養素で、体内酵素の働きを正常に保つサポートをすることに加え、血液の循環にも不可欠な栄養素です。また、たんぱく質の合成やエネルギーの代謝、血圧や体温、血糖などの調整に深く関わっていて、マグネシウムが欠乏すると、疲れやすくなり集中力が低下するなどの他、うつなど精神面での不調も出てくる場合があるとされています。ヘンプシードには、豊富なミネラルが含まれ、特に亜鉛や鉄、マグネシウムが豊富ですので、スプーン大さじ1杯程で、成人が1日に必要な量がカバーできると言われています。何だか体調がすぐれないという場合は、ミネラル不足かもしれませんので消化吸収にも優れたヘンプシードを試してみのるもよい方法です。

食物繊維が豊富

近年、人間の免疫機能を司っていることが解明されつつある腸内環境ですが、腸内環境を整える栄養素と言えば食物繊維。食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類がありますが、ヘンプシードは豊富な食物繊維を含んでいて、その大半は不溶性食物繊維から構成されています。

食物繊維の摂取に目を向けることで、便秘解消やデトックス効果も期待できますので、ヘンプシードを積極的に摂ることで美肌や健康増進にも繋がります。身体に溜まった老廃物を排出させるには、食物繊維は不可欠な栄養成分ですので、ヘンプシードを上手に摂取して身体の内側から綺麗にしていきましょう。

クルミのような味

スーパーフードと呼ばれている食品は、味に独特のクセがある場合も少なくありませんが、ヘンプシードはクセが無くあっさりしたクルミのような味で、どんな料理にも合わせやすいのが特徴です。ヘンプシードの食べ方は、納豆やご飯に混ぜても良いですし、ナッツのような食感と香ばしさがありますので、スイーツのアクセントとしてもおすすめ。

その他には、サラダやスープのトッピングやドレッシングに加えてみるなど、工夫次第で食べ方は無限大です。勿論、そのままでも食べられますので、自分流にアレンジしてお気に入りの食べ方で楽しんでみましょう。

ヘンプシードおすすめの必須脂肪酸の効果

ヘルシーオイルとして人気が高まっているものには、オリーブオイルやエゴマ油、アマニ油などが挙げられますが、ヘンプシードオイルは必須脂肪酸がバランス良くしかも豊富に含まれていることで注目が集まっています。特に貴重な必須脂肪酸として、オメガ3脂肪酸のα‐リノレン酸がありますが、ヘンプシードオイルには多く含まれていることが分かっています。

また、別名バタミンFと呼ばれているγ‐リノレン酸も豊富に含まれていることから、注目のオイルとして知名度も高まっています。更に、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合の理想に近いことからも、大変バランスの良いオイルです。
ヘンプシードオイルは、血圧の上昇を抑え動脈硬化や心臓病などの循環器系の病気の予防に効果があるだけでなく、アレルギーの改善効果も期待できるとされていますので、その効果について紹介します。

ダイエットの効果


海外のモデルやハリウッドスターなどが愛用していることで、注目されはじめたヘンプシード。様々な健康効果が期待できることに加え、ダイエットにも効果的とされていて、特に女性の間で話題となっています。
ヘンプシードがダイエットに効果的とされている理由は、必須脂肪酸がバランス良く含まれていることが挙げられます。必須脂肪酸は、摂っていれば良いというわけではなくバランスが大事。そのバランスの理想は、4対1とされヘンプシードの割合は3対1と理想に近い比率となっていますので、脂肪燃焼効果が高くなります。

また、ヘンプシードは不溶性食物繊維が豊富に含まれていることも理由のひとつ。不溶性食物繊維を十分に摂ることで、腸内環境を整え体内のデトックス効果も期待できますので、ダイエットに効果を発揮してくれると言えます。

美肌に効果的

たんぱく質は美肌には関係が無いと思いがちですが、実は大変重要な役割を持っています。たんぱく質は、人間の臓器や筋肉、皮膚や髪の毛などの形成に不可欠な栄養素で、不足すると肌荒れや髪のパサつきなどの原因にもなってしまいます。ヘンプシードは、良質のタンパク質が豊富に含まれている食品ですので、美肌に効果的と言われています。

また、肌は便秘や下痢など腸の調子が悪い時に荒れやすくなりますので、食物繊維も豊富に含まれるヘンプシードを摂取することによって、体内に溜まった老廃物の排除が促され肌荒れの解消にも繋がります。更に、ヘンプシードには抗酸化作用があるビタミンEも多く含まれていて、シミやシワ、日焼けなどから肌を保護しくれます。

ミネラルの役目をもつヘンプシード

ミネラルは、炭水化物・脂質・たんぱく質・ビタミンと共に、5大栄養素として人間にとって欠かせない栄養素です。ミネラルの種類は多数存在し、よく耳にするものでは亜鉛やカリウム、カルシウムや鉄などに加え、ナトリウムやマグネシウムなどがあります。ミネラルは人間の組織を作る原料となるもので、その役割は、身体の正常な働きの維持や調節になります。

スーパーフードのひとつであるヘンプシードは、ミネラルが豊富に含まれていることでも知られていまので、ヘンプシードのミネラルはどのような働きをするのか紹介します。

めまいを防止する鉄

ヘンプシードは、たんぱく質を構成する必須アミノ酸や必須脂肪酸、ミネラルやビタミンなど人体に必要な栄養素をバランス良く含んでいることが特徴。

ミネラルの中でも、鉄を多く含んでいることもポイントです。女性に多い貧血は、鉄が欠乏することで引き起こされることが多いとされ、欠乏するとめまいや動悸、息切れなどの不快な症状が現れます。ヘンプシートは、鉄分補給には優れた食品で、しかも吸収されやすくなっていますので、めまいの防止に効果が期待できます。

体内の働きを助ける銅

ミネラルの中でもあまりなじみが無いと言えそうなのが銅。
この銅、実は赤血球を形成したり、体内酵素の働きを正常に保つサポートをしたりと、健康維持には大切な役割を持つミネラルになります。ミネラルは、過剰摂取することによって健康被害を及ぼす恐れがありますが、銅の場合は過剰摂取しても過剰になった分は体外に排泄されるようになっているため、健康被害の心配はないとされていて、鉄と銅を十分に摂取することで貧血予防にも繋がります。

味覚を正常に保つ亜鉛

亜鉛もミネラルの一種で、魚介類や肉類などに多く含まれています。亜鉛は、赤血球の形成に関わっている他、酵素の構成成分で、味覚を正常に保つ働きも持っていますので、不足した場合は味覚障害が起こると言われています。

また、たんぱく質の合成が上手くいかなくなることも指摘されていますので、子供の場合は発育の遅れなどが生じる可能性もあります。亜鉛は、皮膚や粘膜などを健康に保つ役割も持っていますので、食品でしっかりと摂りたいミネラルです。

骨や歯の形成を助ける

ミネラルの中でも、骨や歯の形成に欠かせないのがマグネシウム。マグネシウムは、ナッツ類や魚介類などの他、玄米や全粒粉の小麦など精製されていない穀物に多く含まれている栄養素です。ヘンプシードにも豊富に含まれていますので、日常的に摂っておくと不足の心配がありません。
マグネシウムの重要な働きのひとつに、体内の300種類以上の正常な酵素の働きをサポートすることが挙げられます。また、血液循環にも深く関わっている栄養素ですので、生活習慣病の予防を担っている大切なミネラルです。

ヘンプシードの食べ方


ヘンプシードのメリットは、自分好みの様々な食べ方ができる点です。そのままでもOKですし、サラダのトッピングやドレッシングに入れてみるなどその利用方法も多彩。栄養豊富なスーパーフードである、ヘンプシードの食べ方について紹介します。

おやつのクッキーに追加

スイーツ作りが好きな方なら、おやつにクッキーを作る場合もありますよね?そんな時には、ヘンプシードを生地に混ぜ込んでみるのもおすすめ。普通のクッキーよりも食感が楽しめますし、ヘンプシードを加えることで香ばしさも倍増します。栄養もしっかりと摂れますので、簡単なおやつといえども侮れません。

バナナにプラス

果物の中でも、ミネラルが多く含まれているのがバナナ。その中でもカリウムの含有量はピカイチで、むくみやすい方には最適な果物です。また、食物繊維も豊富ですので、便秘解消にはピッタリなのも魅力。更には、ストレスに強くしてくれるセロトニンやポリフェノールも豊富ですので、メンタル面で弱っている時におすすめです。そこにヘンプシードをプラスしたら、更にパワーアップします。

1.バナナにピーナッツバターを塗る
2.ヘンプシードをまぶす

簡単なので、是非試してみて下さい。

サラダにトッピング

ヘンプシードの一般的な食べ方と言えそうなのがサラダへのトッピング。好きな野菜を用意してサラダを作り、そこにトッピングするだけど簡単です。そのままでも大丈夫ですが、ちょっと手を加えて細かく刻むと食べやすくなるかもしれません。ドレッシングにヘンプシードを加えて、オリジナルドレッシングとして利用しても美味しいでしょう。

ヘンプシードとチアシードの違い

スーパーフードとして注目されているものに、チアシードがあります。ヘンプシードと並んで豊富な栄養素が含まれていることで注目が集まっていますが、両者には少し違いがあります。どんな点が違うのか探ってみましょう。

ヘンプシードはたんぱく質を多く含んでいる

ヘンプシードは麻の実を指し、大きな特徴はたんぱく質にあります。ヘンプシードはたんぱく質を多く含んでいることに加え、体内で消化吸収されやすい構成になっています。また、必須アミノ酸や必須脂肪酸、ビタミンやミネラルなども豊富に含んでいて、クルミのような味がすることから日本人にも親しみやすい点も特徴のひとつです。

チアシードは食物繊維を多く含んでいる


一方、チアシードはシソ科の植物で、食物繊維の量がずば抜けていることが特徴。ヘンプシードは、たんぱく質に特化しているのに対し、チアシードは食物繊維に特化している点に違いがあり、水分で膨らむ性質を持っていることからダイエットにもおすすめです。

まとめ

スーパーフードは各種ありますが、どれもちょっと利用しにくいイメージがあるかもしれません。しかし、麻の実であるヘンプシードは日本でも昔から食べられてきたものですので、意外に和食に取り入れやすいのがメリットです。ヘンプシードは、まだまだ日本ではメジャーな食材ではありませんが、そのまま食材にトッピングしたり、オイルを利用したりと調理も簡単で手軽に取り入れられる栄養バランスの取れた優れものですので、摂り過ぎに注意しながら毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。