トマトに美白効果がある?食べるときのポイントや効果的な食べ方とは

健康のために野菜を摂るようにしている人は多いと思います。様々な野菜がありますが、その中でも健康から美容まで、様々な方面に嬉しい効果がある野菜があります。それは、いまさら珍しいと言えるものでもない定番野菜のトマトです。そんな食卓に並ぶ機会も多いトマトは、健康に良さそうだけど、具体的にどのような効果があるのか知らないというかたも、実は多いのではないでしょうか。スーパーなどで簡単に手に入り、様々な場面で食べられているトマトですが、実は驚くべきパワーがたくさん秘められているのです。

トマトが肌にいい理由


食生活に欠かせない食材であるトマトですが、日焼け防止や美白効果など、肌にもいい食材なのを知っていましたか。また、トマトは女性には嬉しいことに、美白作用のほかにもシミやたるみから肌を守るといった美肌作用も確認されつつある野菜なのです。

では、なぜトマトが肌にいいのでしょうか。それは、トマトに多く含まれる成分であるリコピンが関係しているようなのです。リコピンが肌にいい理由やその他の美容効果など、そしてどのように摂ると効果的なのか詳しくご紹介していきましょう。

リコピンが多く含まれているから

トマトの鮮やかな赤い色には、体にうれしいパワーがギュッとつまっています。赤い色の正体はカルテロイドのひとつであるリコピンという色素です。カルテロイドとは動植物に含まれる、赤や黄色、オレンジの色素のことですが、カルテロイド自体はただの色素で、私たちの健康とは何の関係もないと思われていたのです。

ところが、最近の研究でカルテロイドには、活性酸素を消し去ってくれる作用があることがわかりました。なかでもリコピンには、高い活性酸素の消去があることがわかり、大いに注目を集めているのです。

抗酸化作用がある

トマトの赤い色素成分であるリコピンは、強い抗酸化作用をもち、老化や生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する機能をもっています。かたよった食事や飲酒、また過度の運動などで体内の活性酸素が増えると、増えた活性酸素が細胞を傷つけ、体をサビたような状態にします。それが動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病のきっかけになったりするとも言われています。しかし、トマトのリコピンは活性酸素を、同じカルテロイドのひとつであるニンジンやカボチャなどに多く含まれるβ-カロテンの2倍も除去します。

そして、ビタミンEの100倍も活性酸素を除去して、肌の真皮層を傷つける紫外線から肌を守るので美白の面でも、リコピンは活躍しているのです。

ビタミンが豊富に含まれているから

ビタミンは体の潤滑油と言われ、わずかな量で体内の生理機能を調節したり、酸素の割を補ったりする有機化合物です。基本的に体の中では合成できなくて、食事から摂取しなければならず、ビタミンが不足すると、生理機能や成長や発育、健康の維持に支障をきたします。
そんな大切なビタミンですが、トマトはバランスよく含んでいます。体内でビタミンAに変化するβ-カロテンやビタミンCに加え、ビタミンB1、ビタミンB2などのビタミンB群やビタミンEが含まれているのです。またミネラルとしてカリウムやマグネシウム、カルシウム、鉄なども含んでいます。

おすすめの食べ方

トマトは、美白や美容の面と健康にもいいということはこれまで説明してきましたが、ではおすすめの食べ方はあるのでしょうか。トマトは、美白に憧れているかたは毎日食べるように意識している食材ですが、苦手なかたもいるのではないでしょうか。そんなかたは、できれば必要以上食べたくないと思いますよね。そこで、一日に必要な摂取量や、どのように食べると効果的なのかなど紹介していきましょう。

生でたべるならミニトマトを選ぶ


トマトが美白や日焼け効果があるのは、一日に15mgのリコピンが必要になります。これはLサイズのトマト2個分のリコピンに当たります。もし、生のトマトを効率よく食べてリコピンを摂りたいなら、ミニトマトのほうをおすすめします。
それは、100g当たりのトマトの、リコピンの含有量が3mgに対して、ミニトマトは8mgも含まれているからです。トマトは水分も多く重量もあるので、毎日Lサイズのトマト2個食べるのは、トマトが大好きなかたでも辛いのではないでしょうか。しかし、ミニトマトなら小さなタッパ―などに入れて持ち運びができて、小腹がすいた時にもお菓子のかわりに気軽に食べられます。お菓子を、食べるよりもミニトマトを食べたほうが、美白だけでなくダイエットにも役立つでしょう。

加熱したほうが吸収率アップ

もう一つリコピンを効果的に摂ることができる方法は、トマトを加熱することです。リコピンは、もともと油に溶けやすい性質があり、そのため油を使った調理法によって、吸収がぐんと高まることが分かっています。また、リコピンは熱に強いので、炒めたり煮込んだりしても成分がそれほど減少する心配もないのです。
むしろ生で食べるよりもオリーブオイルなどと一緒にトマトソースにしたり、シチューのベースなどにしたりと調理するほうが、より効率よくリコピンを摂ることができます。しかし、トマトに含まれるビタミンやミネラルは加熱によって破壊されるものもあります。
毎日飽きずにトマトを摂るには、生と加熱したものをバランスよく摂取するのをおすすめします。

ビタミンEと一緒に食べる

リコピンは、メラニンの生成に関与する酵素を抑制することがわかっており、そしてビタミンEと一緒に摂ることで、メラニン生成を減少する効果が高まることもわかっています。ビタミンEといえば、アボカドやアーモンドにたっぷり含まれています。
よくあるトマトのサラダにこれらを組み合わせれば、身体への吸収もよくなり、さらに美白効果が高まるでしょう。また、美白だけではなく紫外線を受けたあとの肌の赤みを軽減する働きもあると考えられています。

トマトを食べる際のポイント

リコピン効果で美肌効果や、またダイエットにも期待できるトマトですが、トマトの摂取はいつがベストなのでしょうか。効果的にリコピンを摂取できるトマトの食べ方のポイントを教えましょう。

美白のためには朝食べる


夜トマトを食べるダイエット法などもありますが、朝の空腹時にトマトを食べたりトマトジュース飲んだりするのが、一番リコピンの吸収率が高いということが分かりました。効果的にリコピンを摂る、朝のトマトの食べ方やおすすめレシピも紹介しましょう。

実はトマトは、生トマトより真っ赤に完熟したトマトを使った加工物の方が、リコピンが多く含まれています。例えば、朝に食欲のないときでも、トマトジュースを160gだいたい1本弱飲めば、リコピンの一日の摂取量を摂れるのです。また油脂分を含む食品や牛乳、チーズ等の乳製品との同時摂取などもおすすめで、加熱処理することでまた吸収率があがるので、時間がある朝にトマトオムレツやトマトのチーズ焼き、トマト雑炊やトマト・レタス・卵のスープなどの食べ方もよいでしょう。

外出する2時間前までに食べる

美容に敏感な女性は、ダイエットの目的なら夜にトマトを食べる、美肌づくりなら朝にトマトを食べると良いことを知っているでしょう。いろんな研究の結果から、朝の方がリコピンの吸収率がよく、そして吸収率のピークになる時間は、朝トマトを食べた3時間後ということがわかっています。
日焼け対策でリコピンを摂取するなら、外出する2時間前ぐらいに食べるのが理想でしょう。

まとめ

このようにトマトは、私たちにとってたくさんの嬉しい効果が詰まっています。しかし、急にトマトの健康効果や美容効果がでるわけではありません、毎日、数カ月は摂り続ける必要があります。でもトマトなら、そのまま食べたり、加熱したり、ジュースとして飲んだりと様々な利用法があるので飽きずに続けられるのではないでしょうか。どのような形でもいいので、積極的にトマトを摂ることが一番大切ですね。