納豆を食べるだけで美容にも効果があるのは本当?

納豆は大豆を納豆菌によって発酵させてつくる食品で、日本の伝統的な食卓の定番アイテムのひとつです。納豆は、スーパーなどで安価で手に入りやすく、主な栄養成分は、たんぱく質、脂質、カルシウム、鉄、ビタミンB2です。そんな、スーパーフードと呼ばれて美容や健康になんとなくいいと分かっている納豆ですが、一体どのように健康や美容に作用するのでしょう。その作用を知れば、食卓にあがる回数がもっと増えるかもしれません。

納豆の美容効果について


納豆にはたくさんの美容効果が期待できますが、主な特徴は次の7つでしょう。それは、ナットウキナーゼの血液サラサラ効果と、食物繊維によるデトックス、納豆のたんぱく質が基礎代謝アップする等です。そしてエイジングケアと美肌ケアに疲労回復や健康サポートなどです。それでは、詳しく紹介していきましょう。

整腸効果がある

体内に納豆菌を取り入れた場合、乳酸菌などの体に有用な菌が体内で増える傾向があるということがわかりました。他にも納豆菌は、腸内で活動する善玉菌全般を活性化させる働きもあるのです。また、同じく納豆菌が生成するズブリチシンなどの酵素は、悪玉菌を抑制する効果をもっています。そのような事から、納豆を食べると体内では善玉菌が活性化し、その結果腸内環境がよくなり整腸効果を期待することができるようになります。その結果、ダイエットにも効果的という訳です。

老化防止に効果がある

納豆などの大豆発酵食品には、いま脚光を浴びている話題のアンチエイジング成分ポリアミンも多く入っています。ポリアミンは、細胞の生まれ変わりに必要不可欠な成分で、その働きは、新陳代謝の促進と動脈硬化の予防などがあります。また老化防止にも、良いとされていてシミ・そばかす・くすみに効果的です。そんなポリアミンが不足すると細胞の老化が著しくなると考えられています。しかし、年齢を重ねるごとに体内で作り出す能力が低下するので、食べ物等で補うことがおすすめになります。そして、納豆は老化防止に効果的な成分の、ポリグルタミン酸という保水成分も持っています。ポリグルタミン酸の保水力はヒアルロン酸の10倍と言われて優れていますが、ポリグルタミン酸が馴染みが薄いという人は多いと思います。実はその正体は、納豆を食べれば必ず口にするネバネバのことなのです。このようなことから、納豆はアンチエイジングにも期待できるという食材でしょう。

血液をサラサラにしてくれる

納豆のみに含まれるナットウキナーゼには、血管内にできる血栓を溶かして血液をサラサラにする働きがあり、心筋梗塞や脳梗塞の予防につながります。特に、血栓溶解には効果があって、血栓の主成分であるフィブリンを分解する作用に加え、体内にある他の血栓を溶かす酵素も活性化します。また、血流改善の効果に優れ、血圧を下げる作用もあるそうです。

女性ホルモンに働きかけてくれる

人間の体には数多くのホルモンがありますが、女性特有の体つきや体のリズムに大きな影響を与えているのが女性ホルモンです。女性ホルモンの分泌は年齢とともに減り、特に40代半ばからは急激に減少します。残念なことに女性ホルモンを増やすことはできませんが、似た働きをする成分である大豆イソフラボンを、納豆、豆腐などの大豆食品から補うことができます。つまり、継続的に納豆を食べていると、ホルモンバランスの乱れによる不調や病気の予防、肌荒れを改善し美肌効果につながるのです。

納豆のおススメの食べ方

では、そんな納豆をより美容効果を高めて摂るには、どのような方法が望ましいのでしょうか。それには、納豆菌を増やし、より効果的に栄養素を摂ることが大切です。いくつかポイントがあって、まずはより納豆菌が増やすために、買った納豆をすぐに食べないで、納豆を3日間ぐらい冷蔵庫に置いておくことをおすすめします。他にもある効果的な摂り方をいくつか紹介していきましょう。

何もつけないで食べる

納豆の保湿成分ポリアミンは、塩分によって増殖が阻害されてしまうことが分かっています。その為、なるべくたれは使わない方が良いのですが、そのまま食べるのに抵抗があるというかたもいるでしょう。そのようなかたに、オススメなのはオリーブオイルです。オリーブオイルにも、さまざまな健康効果があるので、納豆とオリーブオイルの組み合わせは、最強コンビでしょう。肝心の味の方は、とろみが出て、かつ、コクも出るので美味しいです。

よくかき混ぜて食べる


納豆は、たくさんかき混ぜた方が美味しくなります。かき混ぜることにより、ネバネバ糸の正体であるγ―ポリグルタミン酸がちぎれて、旨味成分であるグルタミン酸が一部遊離し旨味を増すのです。では、よくかき混ぜたら栄養効果が上がるのかと言うと、残念ながら上がらないとのことでした。しかし、毎日食べ続けることが大事な納豆ですから、より美味しく食べられたら嬉しいですよね。ちなみに、かき混ぜる回数は50回くらいがおすすめで、それ以上かき混ぜても多少粘度は上がりますが、たいして変わらないようです。

キムチと一緒に食べる


キムチには、納豆と同じ乳酸菌を含有しており、そしてカプサイシンとビタミンB類も豊富です。納豆には、食物繊維とアルギニンも含まれています。それぞれ単体として、食べても非常に優れていますが、2つの健康食品が合体することで、健康面、美容面、ダイエットにも効果がある、素晴らしい機能を発揮する食品になります。納豆とキムチの働きを、より効果的に摂取するポイントがあって、それは2つの食材を混ぜて一晩おくことです。そうすることで、キムチの乳酸菌が納豆菌の中で増加し、これにより、カプサイシンと乳酸菌の両方の効果を得ることができます。

納豆を食べる時に意識すること

納豆が体に良いことはもう誰でも知っていることかもしれません。しかし、納豆を食べる時に、どのような状態になっているのが、一番体で働いてくれるのかと意識している人はどれくらいいるのでしょうか。納豆を効果的に食べる方法2つ紹介します。

熱に弱いのでそのまま食べる

納豆だけに含まれ血液をサラサラにしてくれる酵素ナットウキナーゼですが、熱に弱くて約70度の熱で減少してしまうそうです。納豆をアツアツの炊き立てのご飯にのせたり、加熱調理したりするとあっというまに70度を超えてしまうでしょう。味は美味しくても、残念ながら栄養効果は得られなくなっています。少し冷ましたご飯や加熱調理したものの上に、あとでのせるという方法もありますが、より効果を望むなら別々に食べることをおすすめします。

夜に食べるのが効果的

夜に食べる納豆は、美容と健康に効果があるそうなのです。夕食に納豆を食べると、睡眠時の肌細胞の再生に納豆に含まれるたんぱく質やビタミンB6が使われやすいのです。その結果、ホルモン分泌が促進され新陳代謝を高めてダイエット効果が期待できます。また、健康面ではナットウキナーゼの働きで血液をサラサラにしてくれる効果があります。夜7時から8時までに納豆を食べれば、ナットウキナーゼは10~12時間働いてくれるので、血液がドロドロになりやすい眠っている時間帯のリスクを減らすことが可能となります。

まとめ

美容効果や健康効果抜群のスーパーフードとして注目度の高い納豆でしたが、より高い効果を得たければ、食べ方やタイミングも大切ですね。でも、そんな納豆でも気をつける注意点があります。納豆は、非常に優れた栄養価を誇る食品なのですが、中には摂りすぎてはいけない栄養成分も含まれています。少しくらい食べ過ぎたからといって、大きな問題になるものではありませんが、沢山食べたからといって、美容や健康効果が増加するものではないので、一日2パックぐらいにしておきましょう。一度に納豆をたくさんの量を食べるのではなく、毎日食べるような食生活を心がけると良いでしょう。